Delta PMSでは、CSVファイルを利用して、複数物件の料金を一括で更新できます。物件ごとに料金を管理する方法と、全物件の料金を1つのファイルにまとめて管理する方法があり、運用に合わせて選択できます。
1. 料金データをダウンロードする
まず、Delta PMSから料金データを取得します。
Delta PMSの「レート」→「料金設定」を開きます。
「料金をインポート」をクリックします。
対象の物件を選択します。
出力する料金プランを選択します。
画面の案内に従って料金データを出力します。
*「ここに」をクリックするとデータがダウンロードされます。
複数物件の料金をまとめて管理する場合は、複数物件(または全物件)分の料金データをダウンロードします。
2. 料金データの管理方法を選択する
料金データは、次の2つの方法で管理できます。
方法1:物件ごとに個別管理する
物件ごとのスプレッドシートを編集します。
編集したCSVファイルを、物件ごとにDelta PMSへインポートします。
物件単位で料金を確認・管理したい場合に適しています。
方法2:複数物件(または全物件)を1つのファイルで管理する
全物件の料金データを1つのスプレッドシートにまとめます。
編集したCSVファイルをDelta PMSへインポートします。
1回のインポートで、複数物件の料金をまとめて更新できます。
例えば、10物件分の料金データを1つのスプレッドシートにまとめておけば、10物件分の料金を一度に更新できます。
3. スプレッドシートで料金を編集する
ダウンロードした料金データを、GoogleスプレッドシートやExcelで開き、変更したい料金を編集します。
スプレッドシートまたはExcelで料金データを開きます。
対象の物件・日付の料金を変更します。
必要に応じて計算式を使用し、複数の料金をまとめて変更します。
編集した内容と対象の日付・物件に誤りがないか確認します。
計算式を利用した料金変更の例
例えば、自社予約エンジンの料金をAirbnbの料金より5%安く設定したい場合、対象の料金に 0.95 を掛ける計算式を利用できます。
計算例:
Airbnbの料金:40,000円
計算式:40,000 × 0.95
自社予約エンジンの料金:38,000円
4. 編集したデータをCSV形式で保存する
GoogleスプレッドシートやExcelで編集したデータは、Delta PMSへインポートする前にCSV形式でダウンロードする必要があります。
重要: Googleスプレッドシート・Excel上で料金を編集しただけでは、Delta PMSの料金は更新されません。必ずCSVファイルをダウンロードし、次の手順でインポートしてください。
5. CSVファイルをDelta PMSへインポートする
編集したCSVファイルをDelta PMSへアップロードし、料金を更新します。
Delta PMSで「料金をインポート」を開きます。
左バー「レート」→「料金設定」編集したCSVファイルをアップロードします。
画面の案内に従って、CSVファイルの列とDelta PMSの項目を対応付けます。
更新する販売先を選択します。
インポートを実行します。
同期・更新が完了したことを確認します。
更新する販売先について
例えばAirbnbとBooking.comの両方に料金プランを適用している場合、アップロード時に更新対象の販売先を選択できます。
Airbnbのみ更新する→Booking.comを「クリア」ボタンで削除する
Booking.comのみ更新する→Airbnbを「クリア」ボタンで削除する
両方を更新する→どちらもクリアしない
複数の販売先を同時に更新する場合は、同期に時間がかかることがあります。処理が完了してから、料金が正しく反映されているか確認してください。
6. 料金管理用スプレッドシートを継続して利用する
毎回すべての料金データをダウンロードする代わりに、最初に全物件分の料金データを取得し、管理用スプレッドシートを作成しておく方法もあります。
おすすめの運用手順
最初に全物件の料金データをダウンロードします。
管理用のスプレッドシートを作成します。
料金を変更する際は、変更する日付・物件・料金を記録します。
変更したデータをCSV形式でダウンロードします。
CSVファイルをDelta PMSへインポートします。
過去の料金や変更履歴を管理用スプレッドシートに残します。
管理用スプレッドシートを継続して使用することで、料金変更の履歴を確認しやすくなります。
7. 料金プランの終了日を延長した場合
Delta PMSで料金プランの終了日を延長しても、延長した期間の料金は自動的には設定されません。
そのため、延長した期間の日付と料金を追加する必要があります。
毎回新しい料金ファイルをダウンロードする必要はありません。 既存のスプレッドシートに延長期間分のデータを追加する方法と、Delta PMSから最新の料金データを再度ダウンロードする方法があります。
方法1:既存のスプレッドシートを継続して使用する
例えば、料金プランの終了日を3か月延長する場合は、次の手順で対応します。
Delta PMSで料金プランの終了日を3か月延長します。
使用中のスプレッドシートに、延長した3か月分の日付と料金を追加します。
既存のデータと同じ形式で入力します。
編集したスプレッドシートをCSV形式でダウンロードします。
CSVファイルをDelta PMSへインポートします。
この方法であれば、既存のスプレッドシートを引き続き利用できます。
方法2:最新の料金データを再ダウンロードする
Delta PMSで料金プランの終了日を延長します。
Delta PMSから最新の料金データを再度ダウンロードします。
必要な料金を編集します。
CSV形式で保存し、Delta PMSへインポートします。
どちらの方法でも対応可能です。管理しやすい方法を選択してください。
注意点
料金プランの終了日を延長しただけでは、延長期間の料金は設定されません。
延長した期間の日付と料金を必ず追加してください。
追加する日付と料金は、既存のデータと同じ形式で入力してください。
CSVの管理用スプレッドシートから、Delta PMSの料金プランの終了日を延長することはできません。終了日の変更はDelta PMS上で行ってください。
料金プラン延長時の注意点
Airbnbに接続するプランは、現在の日付から730日以内
Airbnbへ同期できる料金は、現在の日付を基準に、将来730日分(約2年間)までです。Airbnbに接続する料金プランの終了日は、この範囲内に設定してください。730日を超える先の日付まで設定すると、期間が長すぎるため同期できません。
730日は、最初にプランを作成した日からの固定期間ではありません。設定・延長を行う時点の現在の日付を基準に確認してください。
同じプランをBooking.comにも使用する場合
Booking.comには、Airbnbと同じ730日の制限はありません。ただし、1つの料金プランの販売チャネルにAirbnbとBooking.comの両方を設定している場合は、Airbnbに合わせて終了日を設定します。
この共通プランに今後730日分の料金を設定すると、Booking.comにも同じ730日分の料金が送られます。Booking.com側に730日の制限があるのではなく、共通プランで設定した期間の料金が送られるためです。
※Airbnbに接続しない料金プランには、この730日の制限はありません。例えば、5年先までの期間を設定することもできます。
料金の同期期間と、ゲストの予約受付期間は別です
730日分の料金をOTAへ送っても、その期間すべての予約を受け付ける設定になるわけではありません。何日先のチェックインまで予約できるかは、Airbnb・Booking.comなど、各OTA側の予約受付設定で管理します。
例:Delta PMSから今後730日分の料金を同期し、OTA側の予約受付を365日先までに設定した場合、料金は730日分反映されますが、予約受付の対象は365日先までです。
【重要】
料金プランの期間を延長しても、OTA側の予約受付期間は変更されません。実際にゲストが予約できる日付は、各OTAの設定・カレンダーで確認してください。
8. 運用方法のまとめ
作業内容 | 対応方法 |
料金データを取得する | Delta PMSから対象物件・料金プランのデータをダウンロード |
料金を管理する | 物件ごとに管理するか、全物件を1つのファイルにまとめる |
料金を変更する | スプレッドシートやExcelで編集 |
料金を一括計算する | 必要に応じて計算式を利用 |
編集した料金を反映する | CSV形式で保存し、料金をインポートからインポート |
更新対象を指定する | Airbnb、自社予約エンジン、または両方を選択 |
料金プランを延長する | Delta PMS上で終了日を変更 |
延長期間の料金を設定する | 既存ファイルに追加するか、最新データを再ダウンロードしてCSVをインポート |
運用のポイント
少数の物件を個別に管理したい場合は、物件ごとのファイルを使用します。
多数の物件をまとめて更新したい場合は、全物件を1つにまとめたファイルを使用します。
編集後は必ずCSV形式で保存し、Delta PMSへインポートします。
インポート後は、更新対象の物件・販売先・日付・料金が正しく反映されていることを確認します。
料金プランを延長した場合は、延長期間の料金設定も忘れずに行います。
