Rates V2の料金設定が正しく反映され、期待通りの計算が行われているかを確認するために、計算式と具体的なケースを用いた例を解説します。本記事では、Delta PMSのRates V2の計算方法を詳細な数式とともにご紹介します。
基本料金の計算
料金の計算には、追加料金(Add-on)、宿泊者数による調整(Adjustment by Guest)、宿泊日数による調整(Adjustment by Night Stay)が含まれる場合があります。これらを考慮しない場合は、それらの要素を削除し、宿泊者数による調整が金額(Amount)で設定されている場合は、単純に宿泊日数を掛ける形となります。
調整がパーセンテージで設定されている場合の基本料金の計算式
(合計宿泊日数+追加料金)+(合計宿泊日数×宿泊者数による調整)−宿泊日数による調整(合計宿泊日数 + 追加料金) + (合計宿泊日数 × 宿泊者数による調整) - 宿泊日数による調整(合計宿泊日数+追加料金)+(合計宿泊日数×宿泊者数による調整)−宿泊日数による調整
各要素の定義
合計宿泊日数:宿泊日数の合計
追加料金(Add-on value):設定された追加料金
宿泊者数による調整(Adjustment by Guest):基本料金に設定された宿泊者数ごとの価格調整
宿泊日数による調整(Adjustment by Night Stay):基本料金に設定された宿泊日数ごとの価格調整
パッケージ料金の計算
パッケージ料金(Package Rate)の計算式
予約単位(Service Unit Per Booking)の場合
(合計宿泊日数+追加料金)+[(合計宿泊日数+追加料金)×宿泊者数による調整]+パッケージサービス料金−宿泊日数による調整(合計宿泊日数 + 追加料金) + [(合計宿泊日数 + 追加料金) × 宿泊者数による調整] + パッケージサービス料金 - 宿泊日数による調整(合計宿泊日数+追加料金)+[(合計宿泊日数+追加料金)×宿泊者数による調整]+パッケージサービス料金−宿泊日数による調整
宿泊単位(Service Unit Per Night)の場合
(合計宿泊日数+追加料金)+(パッケージサービス料金×宿泊日数)+(合計宿泊日数×宿泊者数による調整)−宿泊日数による調整(合計宿泊日数 + 追加料金) + (パッケージサービス料金 × 宿泊日数) + (合計宿泊日数 × 宿泊者数による調整) - 宿泊日数による調整(合計宿泊日数+追加料金)+(パッケージサービス料金×宿泊日数)+(合計宿泊日数×宿泊者数による調整)−宿泊日数による調整
宿泊者単位(Service Unit Per Guest)の場合
(合計宿泊日数+追加料金)+(パッケージサービス料金×宿泊者数×宿泊日数)+(合計宿泊日数×宿泊者数による調整)−宿泊日数による調整(合計宿泊日数 + 追加料金) + (パッケージサービス料金 × 宿泊者数 × 宿泊日数) + (合計宿泊日数 × 宿泊者数による調整) - 宿泊日数による調整(合計宿泊日数+追加料金)+(パッケージサービス料金×宿泊者数×宿泊日数)+(合計宿泊日数×宿泊者数による調整)−宿泊日数による調整
各要素の定義
パッケージサービス料金(Package Service Price):パッケージに設定されたサービス料金
ケーススタディ
計算式をより分かりやすくするために、Delta PMSでは具体的なケースを用いた計算例をスプレッドシートにまとめています。各要素がどのように反映されるのかを確認し、Rates V2の料金設定を最適化する際に活用してください。