税基準
ローカル税を設定する際には、課税額の計算方法を決める2種類の課税基準から選択できます。宿泊施設の料金体系に合わせて柔軟に対応できるよう設計されています。
利用可能な選択肢は以下の2つです:
1. 宿泊料金(1人1泊あたり)
この方法では、1人あたり1泊ごとの平均宿泊料金に基づいて税額を計算します。
つまり、部屋全体の合計金額や予約総額ではなく、宿泊者1人ごとの1泊あたり料金が基準となります。
例:
宿泊料金が合計300ドルで、2名・3泊の予約だった場合、
300 ÷ 3泊 ÷ 2名 = 平均1泊あたり50ドル
→ この50ドルを基準にローカル税が計算されます。
2. 宿泊料金合計額
この方法では、予約全体の宿泊料金合計に基づいて税額を計算します。
例:
宿泊料金が合計300ドルで、2名・3泊の予約だった場合、
→ ローカル税は 300ドル全額 を基準に計算されます。
この方式では、人数や泊数ごとに分けるのではなく、予約全体の金額に対して一律の税率を適用します。
税区分
ローカル税の設定では、課税基準に加えて、税額の適用方法を決める2種類の課税タイプを選択できます。
1. 固定額
この方式では、予約金額に関わらず常に一定の税額が適用されます。
高額な予約でも低額な予約でも、課税額は変わりません。
2. 範囲額
この方式では、予約金額に応じて税率が変動します。
システムが予約金額を自動的に事前定義された範囲に当てはめ、該当する税率を適用します。
例:
予約金額が30万円〜80万円の範囲に含まれる場合、
→ 該当する税率(例:6%)が自動的に適用されます。
👉 このように、税基準× 税区分 を組み合わせることで、施設に合ったローカル税設定を柔軟に行うことができます。